くずblog

88年生まれ。鬱病と仲良く生きているくずのブログです。ブラックSE→傷病手当→ナマポ→雑用係として社会復帰。

生活保護受給者だった去年の今頃

薬局で鬱病の薬をもらって、コートを羽織って商店街を歩いてた。

季節の変わり目に、なんとなく去年の自分を思い出して染み染みしてアラサーだな俺、って思う。

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さよなら親友

確か、去年の今頃は、家賃が払えずに友達から金を借りて、そのせいで友達が友達じゃなくなってしまった頃だ。

5万円くらい大したことないと思っていたけど、当時の収入は生活保護の11万円くらいで、税金やら何やらを引いたらほとんど手元に残らなかった。

 

だから借金はずっと返せなくて、でもなんとかしなくちゃいけなくて、でもどうにもなるわけないんだただの生活保護受給者なんだから。

ちゃんと金は返したけど、もう厄介なことには巻き込めないし連絡は取りづらいなぁ。

 

生活保護は苦しみのループを生む

俺は生活保護のおかげで生きれた。でもイケてる制度だとは思えないな。

こーゆー図式にハマっちゃうから危ない。

鬱になる→仕事を休めと言われる→有給がないから退職して社会福祉制度を活用しろと言われる→なまぽ→金が少しずつなくなる→鬱になる

 

鬱はループする。ぐるぐるぐるぐる。

 

生活保護ってのはただの延命装置で、しかも新しい鬱を生んでしまう危険性が高い。

俺は見事にハマって、通帳を見たり将来のことを考える度に鬱を加速させ、こりゃ死ぬしかないなと思ってたくらいだ。

ホント、去年の今頃は地獄だった。

毎日何もせずに金は入ったけどさ、俺は苦しみの連鎖から脱出できなかったんだ。

 

働け!

結局、手元に残ったのは督促状の山だった。一ヶ月後に生活保護が振り込まれても、一瞬で口座から消えちまう(しかも利息つきで)。

 

もちろん、世界の貧民よりは遥かにいい暮らしはしていた。水は飲めるし、ケータイもあるし、その気になれば牛丼も食える。

でも不幸ってのは人それぞれだ。

もうダメだ、夜逃げする金もない、死ぬしかない。

 

そんなとき、中学の友達から電話があった。

「お前、VBA使える?」

 

すごく簡単なExcel作業をしただけで、5万もらえた(彼のポケットマネーだ)。

その後も何度も呼ばれて仕事をした。

会社なんて行きたくないとか考える余裕もなかった。それは、生きるという行為だった。

 

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帰り道に靴流通センターで靴を買う。靴のことは詳しくないけど、好きだ。

新しい靴を履くと一歩踏み出す勇気がもらえる気がするんだ!